OfferBox運用代行|地方の中小企業が押さえる基本
採用がうまくいっている会社が特別なことをしているとは限らない。社内では当たり前になっていることを、外から見て分かる言葉に直せているかどうかの差であることが多い。
この記事で扱うこと
運用代行は工数を外に出すことが目的ではなく、毎週まわし続ける状態を作ることが目的。何を任せて何を残すかの線引きが要る。
スカウト型の採用は、求人を出して待つ形と前提がまったく違う。掲載型の感覚のまま始めると、途中で止まることが多い。
地方企業にとっての意味
有名かどうかに左右されずに、狙った相手へ届く。規模の差が効きにくいという点で、中小企業ほど恩恵が大きい。
加えて、県外に進学した学生にも同じ手間で声をかけられる。移動を伴わずに接点を作れるという点で、距離のハンデが最初の接点からは消える。
ただし、これは一般的な傾向であって、自社の業種・地域・過去の採用実績によって最適解は変わる。数字を持っている会社は、必ず自社の実績を優先して判断してほしい。
押さえておく観点
実務に入る前に、この観点を押さえておきたい。
- 任せる範囲と自社に残す判断の線引きができているかどうか
- 求める人物像と勤務条件が文章になっているかどうか
- 面談に出られる社員と曜日が決まっているかどうか
- 成果の定義(何をもって成功とするか)が合意できているかどうか
最初の一歩
完成形を目指さず、少数に送って反応を見ながら文面と条件を直すほうが早い。最初から精度を求めないことが、結果的に精度を上げる。
週に確保できる時間を先に決めて、その時間で回る量に合わせる。無理な量で数週間で止まるより、少ない量を半年続けるほうが成果は出る。
OfferBox運用代行を自社の言葉にする
運用代行は工数を外に出すことが目的ではなく、毎週まわし続ける状態を作ることが目的。何を任せて何を残すかの線引きが要る。
自社の話に落とすときは、任せる範囲と自社に残す判断の線引きができている、求める人物像と勤務条件が文章になっている、この二つから確認するのが早い。ここが曖昧なままだと、どの手法を選んでも判断の基準が作れない。
あわせて、面談に出られる社員と曜日が決まっているも見ておきたい。ここは後回しにされやすいが、翌年に同じ議論を繰り返すかどうかの分かれ目になる。
よくある誤解
「スカウトは数を送れば当たる」という前提で始めると、たいてい途中で止まる。送信数を目標にすると個別化の手間が削られ、返信率が落ちるという逆の結果になりやすい。
「登録すれば学生から反応が来る」という期待も、掲載型のサービスと混同している。オファー型は企業側の作業量がそのまま結果に直結するので、誰が何時間やるかを先に決めておく必要がある。
「一度やってみて成果が出なかったからもうやらない」という判断は早いことが多い。止まった理由が工数なのか、対象設定なのか、文面なのかを切り分けないと、次に何を変えればよいか分からない。
自社に当てはめて考える
ここからは自社の話になる。社内で答えが揃わない項目があれば、そこが手をつける場所だと考えてよい。
- 任せる範囲と自社に残す判断の線引きができているかどうか
- 求める人物像と勤務条件が文章になっているかどうか
- 面談に出られる社員と曜日が決まっているかどうか
- 成果の定義(何をもって成功とするか)が合意できているかどうか
項目を埋めた結果は記録に残しておく。翌年の担当者が同じところから考え直さずに済むのは、この記録があるかどうかで決まる。
よくある質問
Q. 運用が続きません。
止まる原因はほぼ例外なく工数です。文面の質でもサービスの良し悪しでもありません。週に確保できる時間を先に決めて、その時間で回る本数に運用を合わせるほうが続きます。
Q. 文面は誰が書くべきですか。
最初は採用の判断をする人が書いたほうが早く型が固まります。何を伝えれば来てくれるかが分かってから、他の人や外部に渡すと、精度を落とさずに量を増やせます。
Q. 他の媒体と併用してもいいですか。
併用すること自体は問題ありませんが、工数の合計を見積もっておきたいところです。増やすなら、何かをやめる判断をセットにしないと、どれも中途半端になります。
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この記事のまとめ
全部を一度にやる必要はない。この記事のなかで、自社がまだ手をつけていないものを一つだけ選んで、次の採用シーズンの頭に置いてみてほしい。
この記事は、株式会社エージェントベストが新卒採用の支援で得た知見をもとに構成した実務向けの解説です。特定の企業の事例や、年によって変動する統計値は扱っていません。制度・市況・各サービスの仕様は変わりますので、実際の判断にあたっては一次情報をご確認ください。
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