OfferBoxの費用|よくある失敗と避け方
知名度で大手に勝てないことは、採用の前提として受け入れてよい。問題は、知名度がないこと自体ではなく、知名度がないまま同じ土俵で戦おうとしてしまうことにある。
登録しただけで止まる
止まっている場所はたいてい送信である。読む・選ぶ・書くの3工程がそれぞれ時間を食うので、片手間では回らない。
費用の形が媒体掲載型とは違うため、社内の稟議の書き方も変わる。何に対して払うのかを整理しておきたい。
同じ文面を送り続ける
反応が悪いまま同じ文面を送り続けると、工数だけが積み上がる。週に一度は数字を見て、直す場所を決めたい。
逆に、毎回全部を書き換えるのも問題になる。何が効いたのか分からなくなるため、変えるのは一度に一か所にしたい。
同じ打ち手でも、業種と地域が変われば効き方が変わる。うまくいかなかったときに手法のせいにする前に、前提が自社と合っていたかを見直したい。
条件を隠して進める
勤務地や転勤の有無を伏せたまま面談まで進めると、そこで辞退される。面談の時間が無駄になるだけでなく、印象も悪い。
採用1人あたりの費用に直して比較しているかどうかという点は、最初の接触の段階で伝えておくほうが結果的に早い。
確認しておきたいこと
始める前、あるいは見直すときに、次の点を確認したい。
- 費用が固定費なのか成果報酬なのかを把握しているかどうか
- 採用1人あたりの費用に直して比較しているかどうか
- 担当者の工数を費用として見積もっているかどうか
- 採れなかった年の負担を想定できているかどうか
OfferBoxの費用を自社の言葉にする
費用の形が媒体掲載型とは違うため、社内の稟議の書き方も変わる。何に対して払うのかを整理しておきたい。
自社の話に落とすときは、費用が固定費なのか成果報酬なのかを把握している、採用1人あたりの費用に直して比較している、この二つから確認するのが早い。ここが曖昧なままだと、どの手法を選んでも判断の基準が作れない。
あわせて、担当者の工数を費用として見積もっているも見ておきたい。ここは後回しにされやすいが、翌年に同じ議論を繰り返すかどうかの分かれ目になる。
よくある誤解
「文面が良ければ返信は来る」というのも一面的である。開封されていないなら件名の問題で、本文をどれだけ磨いても届かない。どの段階で落ちているかを分けて見たい。
「代行に任せれば丸ごと解決する」というのは誤解である。誰を採るか、どの条件で絞るか、何を伝えるか。この判断が自社で決まっていないと、誰が手を動かしても成果は出ない。
「返信がないのは学生が見ていないから」と結論づけるのは早い。開封されているかどうかで原因はまったく違う。段階を分けて見ないと、直す場所を間違える。
自社に当てはめて考える
ここまでの内容を自社に当てはめるとき、確認しておきたいのは次の点である。答えられない項目が、そのまま次に手をつける場所になる。
- 費用が固定費なのか成果報酬なのかを把握しているかどうか
- 採用1人あたりの費用に直して比較しているかどうか
- 担当者の工数を費用として見積もっているかどうか
- 採れなかった年の負担を想定できているかどうか
確認した内容は、配属先の上長にも共有しておきたい。採用担当だけが把握している状態だと、判断が必要になったときに止まる。
よくある質問
Q. 返信が来ません。どこを直すべきですか。
開封されていないのか、開封されて返信がないのかで直す場所が違います。前者なら件名、後者なら冒頭3行の個別化を疑います。一度に複数を変えると何が効いたか分からなくなるので、変えるのは一か所ずつにします。
Q. 代行に任せると社内にノウハウが残らないのでは。
判断を自社に残していれば残ります。誰を採るか、どの条件で絞るか、何を伝えるかを自社で決めて、手を動かす部分だけを任せる形なら、運用の勘所は社内に蓄積されます。
Q. 他の媒体と併用してもいいですか。
併用すること自体は問題ありませんが、工数の合計を見積もっておきたいところです。増やすなら、何かをやめる判断をセットにしないと、どれも中途半端になります。
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この記事のまとめ
今年の採用で分かったことを、来年の担当者が読める形にして残す。これをやっている会社とやっていない会社の差は、3年も経てば埋めがたいものになる。
この記事は、株式会社エージェントベストが新卒採用の支援で得た知見をもとに構成した実務向けの解説です。特定の企業の事例や、年によって変動する統計値は扱っていません。制度・市況・各サービスの仕様は変わりますので、実際の判断にあたっては一次情報をご確認ください。
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